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「希望の持てる国造り」

正月もあっという間に過ぎ、季節は二十四節季の小寒を迎え(1月6日)、寒中となり本来なら厳しい寒さのはずですが、穏やかで暖かな冬になっています。温暖化の影響が叫ばれていますが、冬がこんなに暖かいと、今年の夏はいったいどんな暑さになるのだろうかと今から心配してしまいます。

今年は、わざわざ厳しい猛暑が予想される真夏を選んで、東京オリンピックとパラリンピックが開催されます。新国立競技場も完成し、その準備が着々と進んでいますが、選手も観客も相当に暑さ対策を十分にする必要があります。

その東京オリンピックを契機に、日本の「食の在り方」にも一石が投じられようとしています。前の前のロンドンオリンピックからだそうですが、選手村で出される食材はオーガニック(有機野菜)でなければいけない、国産のものでなければいけないなどの規制ができたそうです。

ヨーロッパではオーガニックが当たり前のことらしいのですが、日本ではなぜか有機野菜生産者の割合が1%未満という事情がある中でのオリンピックの開催になりますから、表には出ませんが相当な議論があったそうです。

「希望の持てる国造り」

このメッセージを書いている前の日曜日1月12日は国民の祝日でもある「成人の日」でした。今年二十歳を迎えた新成人は全国で122万人です。昨年の暮れに発表があった、昨年一年間に生まれた子供の数が86万人でしたから、その子どもたちが新成人となる18年後(※2022年4月に民法が改正されて成人年齢が18歳に引き下げられる)の人口は、死亡者を考慮せず今よりも36万人少ないことになります。少子化が叫ばれて久しいのですが、極めて憂慮されるべき現実です。

私たちがこの世に生まれてくる時に、①自己の生存本能、②子孫繁栄の本能、③人を喜ばせる本能を、本能として持って生まれてきているのだと、精神世界研究家の故小林正観さんは自身の著書で述べていました。

そんな本能を持った人格が基本の私たちですが、最近はどうも、結婚しない、できないという若者が増えて、伴侶を得て、子どもを産むという極めて自然で本能的な営みなのに、それに魅力を感じない、希望が持てないという国になってしまっているのではないでしょうか。皆さんはどう思われますか?

私事ですが、今年の正月は孫が三人に増え、長男夫婦と次男夫婦とその子どもたち三人が集まって、私たち夫婦と総勢九名の家族全員が集まりました。結婚36年目を迎えた私たちですが、このような家族になるなんて結婚した時には想像もできませんでした。そして嬉しいことに、今年の6月には家族が10人になる予定です。

親から受け継いだ命のバトンをリレーして子供たちに、そしてそのまた子供たちにと延々とバトンがリレーされて行く姿が本能的で自然な姿のように思います。二十歳を迎え、大人の仲間入りをした若者たちが、未来に、そしてこの国に希望が持てるような模範になる大人で在りたいなとつくづく考えされられた2020年の年頭でした。

私たちスマイルコミュニティーは、無農薬野菜の宅配サービスを通じて、「みんなが笑顔で暮らせるコミュニティー」の創造を目指し、「未来の子どもたちのために。健康と環境を考えよう」をテーマに、健康への意識の高まりや環境保全への取り組みを推進しています。今後も皆様と共に、健康や環境について考え、日々実践して参りたいと考えています。今後とも、ご指導、ご協力賜りますようお願い申し上げます。

合掌

 

2020年1月14日

㈱スマイルコミュニティー

代表 濱地卓司

 

※このコーナーでは、日頃感じたことやお伝えしたいことなどをお届けさせて頂いています。ご感想、ご意見ご要望などありましたら遠慮なくお申し付け頂きましたら幸いです。